5日朝、青森県六ヶ所村内の国道338号で、乗用車と大型観光バスが正面衝突する事故が発生し、双方の19人が重軽傷を負った。道路は凍結しており、乗用車がスリップしたことが直接的な原因とみられている。
青森県警・野辺地署によると、事故が起きたのは5日の午前8時35分ごろ。六ヶ所村泊川原付近の国道338号で、対向車線側に逸脱した乗用車と、大型観光バスが正面衝突した。この事故によって乗用車は大破し、運転していた19歳の男性が右足首の骨を折る重傷。バスの乗客18人が衝突の衝撃でシートから投げ出され、打撲などの軽傷を負っている。
現場は緩やかなカーブで、事故当時の路面はアイスバーン状態となっていた。警察では乗用車がスピードを出しすぎるなどしてハンドルを取られ、スリップしながら逸脱していった可能性が高いとみており、負傷した男性の回復を待って詳しい事情を聞く方針だ。