大同特殊鋼と日立金属は、特殊鋼分野を中心に、包括的な業務提携を結ぶことで合意したと発表した。
特殊鋼は自動車などに使われる部品だが、産業のグローバル化と顧客からの要求品質の高度化で国内外で経営の効率化と開発スピードの向上が求められている。同時に、国際競争が激化する見込みで、両社は経営資源を有効活用することで相互の経営効率の向上を図り、国際競争力の強化を図る。
具体的な提携の内容では、上工程の生産設備を効率的に活用する相互OEMや生産技術向上を目的にした共同開発、原材料・資材の共同購買などで、両社のメリットが見込まれ、相互に合意できる項目は適宜追加していく。
また、業務提携を円滑に進めるため、相互の株式を持ち合う。出資比率はそれぞれ1%程度としている。