2月26日午前、静岡県掛川市内の市道で、交差点を進行中の救急車とワゴン車が出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故によってワゴン車を運転していた男性が重傷を負ったほか、救急車に乗車していた患者の付添人が軽傷を負っている。
静岡県警・掛川署によると、事故が起きたのは2月26日の午前10時35分ごろ。掛川市杉谷付近の市道で、交差点を右折しようとしていた掛川市消防本部所属の救急車と、右側から進行してきたワゴン車が出会い頭に衝突した。
この事故でワゴン車は中破し、運転していた34歳の男性が右足の骨を折る重傷。救急搬送されていた患者に付き添っていた女性が救急車の車内で転倒し、打撲などの軽傷を負っている。搬送中の患者にケガはなく、別の救急車で病院に収容している。
現場は信号機の設置された見通しの良い交差点。救急車は事故当時、サイレンと赤色灯を使用していたという。信号表示がどのようになっていたのかはわかっておらず、警察では双方の運転者から業務上過失傷害容疑で事情を聞く方針だ。