【ジュネーブモーターショー06】レクサス LS 新型、後突プリクラ採用

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【ジュネーブモーターショー06】レクサス LS 新型、後突プリクラ採用
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トヨタ自動車は、開催中のジュネーブモーターショーで、フラッグシップモデルの新型レクサス『LS460』(日本名:旧トヨタ『セルシオ』)に採用される先進安全技術を発表した。
 
新型LSには、新開発の4.6リットルV8エンジンと世界初の電子制御8速オートマチックトランスミッションが搭載されることが明らかになっているが、さらに様々な先進安全技術が搭載される。
 
プリクラッシュセーフティシステムはステレオカメラの採用とミリ波レーダーの改良で、従来では検出が難しかった歩行者を検知する。衝突の可能性が高いと判断した場合、運転者に警報を発するとともに、運転者による制動操作が無い場合は、プリクラッシュブレーキをかけ、衝突速度を低減する。さらに、VDIM、VGRS、AVSなどの制御を連携させることで、運転者の衝突回避操作を支援する。
 
また、世界初となる後突プリクラッシュセーフティシステムも採用する。これはリヤバンパー内に設置されたミリ波レーダーで検知した後方車両との距離、相対速度、方向等から追突の可能性を判断する。追突される可能性が高い場合、運転席・助手席のヘッドレストを前方に移動させ、追突された際の鞭打ち傷害の軽減を図る。
 
ドライバーモニター付プリクラッシュセーフティシステムは、カメラとミリ波レーダーによる進路上の前走車・路上障害物・対向車等の検知に加え、ステアリングコラムに搭載したカメラと画像処理コンピュータを使って、運転者の顔の向きを検知する。

運転者が正面を向いていない状態で衝突の可能性が高いと判断した場合、正面を向いている状態よりも早いタイミングで、警報を発する。運転者による制動操作が無い場合は、プリクラッシュブレーキをかけ、衝突速度を低減する。

このほかSRSニーエアバッグを運転席・助手席に採用する。助手席には、オムニサポートコンセプトを取り入れたSRSツインチャンバーエアバッグを助手席に採用する。一つの袋状に展開する従来のエアバッグに対し、2つの袋状とすることにより、中央にくぼみを設け、展開直後に乗員を頭・肩などの多面で受け止め、乗員への荷重を分散する仕組みだ。 

さらに、走行時に車線内走行を維持できるようステアリング操作を支援し、運転負荷を軽減する運転支援機能としてレーンキーピングアシスト(LKA)も採用する。

新型LS460は、2006年秋に日本を含めたワールドワイドでの発売を予定している。ハイブリッドモデルについては、4月のニューヨークオートショー(ニューヨークモーターショー)で公開する。

《レスポンス編集部》

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