いすゞ自動車は、大型トラックの『ギガ』の主力車型を新長期排出ガス規制に適合させ、4月1日から発売すると発表した。
今回の改良では、いすゞの次世代ディーゼルエンジン「D-CORE」シリーズのフラッグシップモデルの「6UZ1-TCS」型を搭載するとともに、最先端の環境技術を結集した後処置装置DPD(ディーゼル微粒子除去装置)を採用した。これにより、NOx(窒素酸化物)及びPM(粒子状物質)を大幅に低減し、新長期排出ガス規制に適合させた。
エンジンは排気量あたりのトルクを可能な限り高めることで、軽量・コンパクトなエンジンを実現した。また、いすゞ独自のワンウェイクールドEGR(EGRクーラー4連タイプ4)、VGSターボ(可変容量型ターボチャージャー)、電子制御式コモンレールシステムなどをいすゞ独自の電子制御技術で総合的にコントロールし、エンジンそのもののポテンシャルを引き上げることで高効率化を実現した。これらにより、クラストップレベルの積載量と燃費性能を確保した。
販売目標は年間1万2000台。価格は型式「ADG-CYJ77W7」が1903万4000円。