三菱ふそうトラック・バスは、100%子会社の三菱ふそうテクノメタルの株式66%を旭テックに売却したと発表した。
三菱ふそうは昨年10月以降、国内事業の統合を含めた「本業での基盤構築」を進めており、3月1日に連結対象の国内販売会社26社、4月1日に開発関連子会社のふそうエンジニアリングと統合する予定。
販売・開発部門の見直しとともに今回、生産体制の見直しの一環として、グループで鋳造・鍛造などの素材事業を担当する三菱ふそうテクノメタルの株式の66%を素材・部品メーカーである旭テックに売却する。残りの34%株式についても今後3年以内に売却する予定。
三菱ふそうは、テクノメタルからの調達を継続するものの、将来的には鋳造・鍛造品の調達に柔軟性をもたせると、しており、競争させることでコスト低減を図る。