日産、メキシコのシリンダーブロック鋳造工場をキリウに売却

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日産自動車は、メキシコ日産のレルマ工場のシリンダーブロック鋳造生産事業を今年4月までに部品メーカーのキリウに譲渡することで合意したと発表した。法的手続きが完了次第実行される予定で、同工場の土地の一部7万5000平方メートルと建物をキリウに譲渡する。

キリウは、現在同工場で生産している製品の品質を引き続き確保するため、日産生産方式を導入し、メキシコ日産にシリンダーブロックを供給する。競争力を更に高めた製品をメキシコ日産に供給する一方で、物流コストを削減する。

メキシコ日産の宮谷正一社長は「メキシコ日産の事業の一部をキリウに譲渡することにより、グローバルな資源の有効活用を図る。キリウの鋳造技術には定評があり、先進技術の導入により、高品質でより高いコスト競争力を持った製品を供給していただけるものと確信している」とコメントしている。

キリウはこれまで、日産の日本国内および米国などの各工場へブレーキ部品を供給してきた。メキシコ日産へは、2002年よりブレーキディスクとブレーキドラムを供給している。

《レスポンス編集部》

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