ルノーはフランスのパリで、2月25日から3月5日まで開催される農業関連の展示会パリ・インターナショナル・アグリカルチュラル・ショーにおいて、エタノール/ガソリン混合燃料で走る『クリオ HiFlex』(ハイフレックス)を展示した。
クリオ HiFlexが搭載している1.6リットルv16「HiFlex」エンジンは、ガソリンとエタノールの比率がどんな比率でも対応する点が特徴。もちろんガソリン100%、エタノール100%でも走行可能。ブラジル市場向けに発売する予定。
ルノーでは、先頃発表した「ルノー・コミットメント(必達目標)2009」において環境問題への取り組みも表明している。その中では、2009年までに、ルノーが欧州で販売するガソリンエンジン車の50%は、エタノール含有率が最大85%まで対応可能とすることや、すべてのディーゼルエンジン車は、30%までのディエステル(diester:ディーゼルと植物油エステルの混合燃料。商標)に対応させることなどをめざしている。
クリオ HiFlexの性能は、ガソリン100%の場合、最大出力110hp、最高速度192km/h、エタノール100%の場合、最大出力115hp、最高速度194km/h。