暴走族に腹を立て故意に追突---暴力団員を逮捕

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沖縄県警は8日、暴走族のバイクに対して故意にクルマを追突させ、転倒を誘発するとともに、17歳と14歳の少年に重軽傷を負わせた26歳の暴力団組員の男を傷害容疑で逮捕した。男は容疑を大筋で認めている。

沖縄県警・宜野湾署によると、事件が起きたのは8日の午前4時ごろ。宜野湾市内の市道で、暴走族グループに属する17歳の少年が運転するバイクが、後方から接近してきたクルマに追突されて転倒。原付バイクの後部に同乗していた14歳の少年とともに路上に投げ出された。この事故によって14歳の少年は胸を強打して肺挫傷などの重傷。少年も胸や腹部を打撲する軽傷を負った。

通報を受けて現場に駆けつけた同署員に対し、追突したクルマを運転していた26歳の暴力団員の男は「音がうるさく、やめろと注意したが無視したために腹が立った」などと供述。故意に追突させたことを認めたため、傷害容疑で逮捕した。

男は「事故は偶発的なものだ」などとも話しているが、警察では対立するグループの関係や、いわゆる上納金の支払いに関係している可能性も考えられるとして、男を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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