ゴミを不法投棄、レンタカーの延滞料を惜しむ

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静岡県警は6日、商品を販売する見返りとして回収した家庭ゴミ約900kgを不法に投棄したとして、神奈川県内に住む3人の男を廃棄物処理法違反(一般廃棄物の不法投棄)の容疑で逮捕した。回収に使ったレンタカーの延滞料金支払いを惜しんだことが不法投棄の直接要因とみられている。

静岡県警・静岡南署によると、逮捕された男は2005年11月9日から14日に掛けての間、静岡市駿河区内にある民家から回収した家庭ゴミ約900kg(一般的なゴミ袋で約70個)を同区内にあるゴミ集積場や空き地、公園に設置されたゴミ箱など8カ所へ不法に投棄した疑いがもたれている。トラックで乗りつけてゴミを捨てていく男たちを住民が目撃。警察に通報していた。

男たちは布団の訪問販売を行っており、ゴミは契約の見返りとして回収していたという。だが「回収してくれ」と依頼されたゴミの量は膨大で、男たちはレンタカー会社からレンタルしたトラックを使って輸送していた。

警察の調べに対し、3人は「レンタカーの延滞料を支払いたくなかった。ゴミは処理業者に持ち込んでいたが、営業時間が終わって処理に困った分を捨てた」などと供述しているという。3人が販売した布団の代金は100万円を超えており、警察では新たな訪問販売の手口である可能性が高いとして余罪を追及するとともに、販売した布団の適正価格も調べる方針だ。

《石田真一》

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