新型マツダ『MPV』(2日発表)の大きな変更点のひとつがサードシートの格納方法だ。先代まではバックレストを倒した後に反転させながら床下に収納する、ホンダ『オデッセイ』と同じ方法だったが、新型は座面が前方に沈み込み、ワンタッチで格納できるようになった。
新型MPVの開発担当主査を務めた青山裕大さんは「今までの方法も格納時のラゲッジが広いというメリットはあったのですが、サードシートの後にあるトランクスペースに物が入っている場合は、その物を出さないとサードシートが格納できないという問題がありました」
「新型の格納方法だと、サードシート後方は常にトランクスペースとして使うことができますし、格納方法もワンタッチで簡単になっています。また、オプションで電動復帰する機能も用意しておりますので、小柄な女性が多く操作する場合はその機能を選んでいただければと思います。復帰だけ電動にしたのは、可倒するときには力が要らず素早く倒せるからです」とコメント。
実際に新型MPVのサードシートの格納方法は先代よりも簡単になり、その上でトランクスペースも十分に確保されている。多少フロアは高くはなるが、このほうが使い勝手には優れているだろう。新しくなったサードシートの格納方法も新型MPVの見所のひとつだ。