ホンダは31日、2006年3月期の連結業績を上方修正したと発表した。為替の影響による増収効果が主因で売上高は6期連続で最高となる前期比12.6%増の9兆7400億円を予想している。
また厚生年金の国への代行返上に伴う利益を第4四半期に計上するため、営業利益も36.3%増の8600億円と過去最高になる。
このうち代行返上益は1280億円。これを除いても7320億円の見通しであり、最高だった03年3月期の営業利益7245億円を上回る。
通期の為替レートは1ドル=112円を前提にしており、営業収支段階の為替影響は980億円のプラス。純利益は24.4%増の6050億円で、5期連続の最高更新となる。