【新聞ウォッチ】「制限60km/hのところを67-8km/hで」と東横イン社長

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【新聞ウォッチ】「制限60km/hのところを67-8km/hで」と東横イン社長
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2006年1月31日付

●キヤノン新体制、好業績の維持課題(読売・8面)

●室内ゆっとり、「カムリ」全面改良(読売・8面)

●東横イン、駐車場のはずが理髪店、都内でも不正改造次々(読売・31面)

●国内自動車生産 4年続け増加(朝日・11面)

●ブリヂストン 亜久里にタイヤ供給(東京・8面)

●カムリ生産委託、富士重工米工場に、トヨタ正式発表(東京・8面)

●エクソン、純利益4兆円超 昨年、原油高追い風に(日経・1面)

●フィアット 昨年黒字に転換(日経・9面)

●日産とルノー、販売台数、昨年5.9% 世界シェア4位維持、612万台(日経・13面)

●ダイムラーが商用車を再編(日経・13面)

ひとくちコメント

ヒューザーの耐震偽装マンション事件に次いでライブドア事件、そして、先週末に発覚した不正改造の東横イン。利益優先で企業のモラルの欠如から引き起こす悪質な不正事件が後を絶たない。

きょうの東京が「こちら特報部」でも取り上げているように、東横インの西田憲正社長は「時速60キロのところを67,8キロで走っていいかと思っていた」と、悪びれずに会見で語っていたのが印象的である。「うっかりミス」ならば、ある程度許せることもあるが、居直り続けるヒューザーは論じるまでもなく、ライブドアも東横インも経営トップの指示による確信犯であり、経営責任は極めて重い。

ホリエモンの言葉を借りれば「夢も心もお金で買える」そうだが、傷ついた企業ブランドイメージはお金だけではなかなか元に戻らない。リコール隠し事件に揺れた三菱自動車を例に上げるまでもなく、消費者の信頼を裏切るような不正事件をいったん引き起こせば、いつまでもその後遺症は残る。経営者はクルマの運転同様に経営も暴走したり脇見をすれば大惨事につながることを忘れてはならない。

《福田俊之》

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