スケソウダラ10トンが15kmに散乱

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26日未明、北海道浦河町内の国道や道道で、走行中の大型トラックの荷台が壊れ、積荷のスケソウダラ約10トンが落下するトラブルが起きた。落下した区間は約15kmにも及び、北海道開発局などが撤去に当たった。

北海道警・浦河署によると、このトラブルを警察が認知したのは26日の午前2時ごろ。北海道登別市内にある運送会社に勤務するトラック運転手から「トラックの荷台をロックする機構が壊れ、積荷のスケソウダラを道路に撒き散らした」との通報が寄せられた。

このトラックは加工用として使う生のスケソウダラ約15トンを積み、室蘭から釧路に向けて走行していたが、浦河町内に入ったころに荷台のロック機構が壊れ、振動によって開く状態となった。トラックは走りながらスケソウダラを落とし続け、後続車のドライバーから指摘を受けたときには約10トンの量を15km区間にばら撒いていたという。

道路を管理する北海道開発局が26日朝から撤去作業に当たったが、マイナス10度近い冷え込みもあって、生タラは冷凍モノに変身。本来はすり身などに加工されるものだったこともあり、一部は近隣の住民が回収。破片はカラスやトンビの餌になったものとみられる。大量の落し物に警察でも「15km区間に10トンは前代未聞」と驚いていた。

《石田真一》

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