横浜ゴム、主力のタイヤ工場でコジェネを稼動

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横浜ゴム、主力のタイヤ工場でコジェネを稼動
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横浜ゴムは、タイヤ生産の主力工場である三重工場が、1月から都市ガスを利用した発電端出力7230kWコージェネレーション(熱電併給)システム2基、総出力1万4460kWを稼働させると発表した。
 
コジェネレーションは、燃料を重油から都市ガスに転換することにより、大気中の規制物質である二酸化硫黄排出量と温暖化の原因物質であるCO2排出量の大幅な削減が可能。システム稼動後のCO2排出量は、前年比で22%の削減を見込んでいる。ガスタービン発電設備には吸気冷却装置を、排ガスボイラーには追焚装置を採用し、最大発電効率33%、最大総合効率85%を見込んでいる。
 
また、遠隔監視システムにより、24時間リアルタイムに監視され、万が一の故障、不具合時においても迅速な対応が可能としている。
 
システム導入に当たってESCO事業方式を採用し、新エネルギー・産業技術総合開発機構の2005年度エネルギー使用合理化事業者支援事業に採択された。
 
横浜ゴムでは、2010年までに温室効果ガス排出量を1990年比12%以上削減することを目標に活動しており、目標達成に向け、タイヤ工場ではコージェネレーションシステムの導入に取り組んでいる。すでに平塚製造所、三島工場に導入済みで、2006年度にもクリーン燃料のコージェネレーションシステムを新城工場で稼働させる計画。

《レスポンス編集部》

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