26日、トヨタ自動車は新型『bB』を発表した。チーフエンジニアの古山淳一さんは、「音楽を楽しむため、スピーカーの位置を最初に決めてから車内空間を構成しました」と説明する。「目指したのは、クラブで音楽のシャワーを浴びるような環境です」と言うとおり、Aピラー上部に、音のキャラクターを決定づけるトゥイーターを配置し、包まれるような臨場感を演出している。さらにインパネ正面にもスピーカーを置く。リスナーに正対する理想的な設置場所でありながら、デザインなどの制約で他の車種では実現していない場所である。スピーカーありきで設計されたbBならではの特徴だ。リアにはCピラー上部に「ダクトスピーカー」を設定。6.6cmフルレンジをバックロードホーンのようなエンクロージャーと組み合わせている。以上の6本に加え、ドアスピーカー左右、サブウーファーをセンターコンソール下部に配置し、9スピーカーで構成される。ちなみに、インパネのスピーカーはバッフル部分が外れる構造になっており、社外スピーカーなどのインストールもさほど困難ではないだろう。ヘッドユニットについても2DIN規格のアダプタが用意されている。
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