警官に追跡されたバイクが他車と衝突、ノーヘルの少女重傷

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15日深夜、京都府宇治市内の府道で、白バイに追跡されていた2人乗りの原付バイクが赤信号を無視して交差点に進入し、乗用車と出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故で14歳の少女2人が重傷を負っている。

京都府警・山科署によると、事故が起きたのは15日の午後11時5分ごろ。これに先立つ午後11時ごろ、同署・地域課の警察官が交番配置用の白バイ(低排気量)でパトロールを行っていたところ、京都市伏見区石田西ノ坪付近の市道でヘルメット未着用状態の少女2人が乗った原付バイクを発見。肉声でただちに停止するように求めた。

バイクはこれを無視して逃走。約250m先にある宇治市六地蔵奈良町付近の府道交差点に赤信号を無視して進入し、強引に左折しようとしたところ、信号に従って走行してきた51歳の男性が運転する乗用車と出会い頭に衝突した。

バイクは転倒。乗っていた少女2人は次々と路上に投げ出され、このうち1人が全身強打で意識不明の重体。もう1人が左足の骨を折る重傷を負った。後の調べで、2人は京都市南区内に在住する14歳の女子中学生だということが判明している。また、2人が乗っていたバイクは12月8日に京都市下京区内で盗難されたものだということもわかった。警察ではどちらが運転していたのか特定を急ぐ方針だ。

《石田真一》

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