チューリッヒ保険は、日本支店のCEO(最高経営責任者)兼日本における代表者である、ジャティン・ムキィ氏が、14日付けで辞任したと発表した。消費者保護に欠けているなどととし、金融庁から行政処分を受けたことへの責任をとった辞任。
同社は、保険金支払い漏れに関して11月25日に金融庁から業務改善命令を受けたのに続いて、同月30日にも、利用者保護に欠けるなど業務運営に重大な問題があるとして、業務改善命令を受けた。
これを受け同社は、14日に業務改善計画を金融庁に提出。保険金支払い、苦情処理をはじめとした業務全般について総点検し、問題点にすみやかに対応していくとした。専任のプロジェクトチームを発足し、業務の総点検、改善計画の策定と実施は、来年6月までに完了する。
辞任するムキィ代表の後任が決まるまで、小関誠CFO(最高財務責任者)が業務全般を管理し、CEOの任務を兼務する。