【新聞ウォッチ】奥田会長、「カネ目当ての国になる」と警戒

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朝刊から気になるニュース、気になる自動車関連記事をピックアップ、その内幕を分析するマスコミクルージング(原則として朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版を対象にチェック)。

2005年12月6日付

●東証時価総額500兆円、上位銘柄様変わり、トヨタ1位(朝日・11面)

●電気自動車PR 経産相ら試乗 慶大の「エリーカ」(朝日・13面)

●トヨタ 富士重から技術者を受け入れ、両社長が合意(朝日・13面)

●日産、販社52社統合へ、メーカー主導で効率化(毎日・10面)

●富士重の米工場、トヨタ車を生産、トップ会談で合意(毎日・10面)

●05年ヒット番付 万博、アキバが東西横綱(毎日・10面)

●ライブドア、経団連入会了承(毎日・11面)

●昨年度の進出先で中国が初の首位に、自動車部品企業(毎日・11面)

●つばめ自動車・天野清美社長、未来見据えサービス多様化(産経・5面)

●富士重、ビジネスジェット機主翼を量産、米社向け年1500機体制(日経・11面)

●伊藤忠、中国で自動車販売(日経・13面)

ひとくちコメント

5日の東証1部の市場規模を示す時価総額は、終値で504兆0086億円となり、バブル期の90年7月17日以来、15年5カ月ぶりに500兆円を突破した。きょうの産経が1面トップで報じているほか、各紙が大きく取り上げている。

また、株価が急上昇していることについて日本経団連の奥田碩会長は「日本全体がバブルの時期のような雰囲気になっている。株価が上がることに乗り遅れるのではないか、という焦燥感から買いが買いをよんでいる」と警戒感を示した。

さらに、雑誌やテレビなどで株式投資をあおる記事や番組などが最近増えていることも指摘し、「カネ目当ての国になるのではないかと思う」と憂慮。「二度と前回のバブルの轍を踏まないように」と、行き過ぎたマネーゲームにクギを刺した。この日は、「金がすべて」と豪語するライブドアの経団連入会も承認している。

《福田俊之》

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