11月28日から2006年用ニューマシン「TF106」をバルセロナに持ち込みテストを実施しているトヨタ。
新しいリアエンド、モディファイされたフロントサスペンション、新スペック「RVX-06」エンジン、ブリヂストンタイヤと新しいものづくしとあって様々な問題に直面したものの、4日間テストの半ばを過ぎるころには期待できる結果が得られたとあって、チームは内容に満足しているという。
「深刻なメカニカルトラブルは全くなかった。特にヤルノ(トゥルーリ)は二日間をトラブルフリーで過ごすことができた。リカルド(ゾンタ)のマシンには初日がハイドロ漏れ、2日目に燃料ポンプにトラブルと問題が生じたが、テストプログラムに影響を及ぼすようなものではなかった」とテクニカルディレクターのガスコインは語った。
「全体的に見ても信頼性はかなり良かった。非常にポジティブな結果が得られたよ。確実に前進できた。ラップタイムがコンペティティブだったことも嬉しい。だがマシンには改良の余地もたっぷりと残っている」
「ニューマシンのテスト時期を早めることによって、マシン及びV8エンジンの信頼性をより高めると同時に、問題解決に時間的余裕が持てる。またブリヂストンとのテストに関しても新車を用いることによって、余計な変更をなくすことができる。ライバルたちに対して大きなアドバンテージとなるはずだ」