あいおい損害保険が22日発表した2006年3月期中間決算(連結)は、経常収益が前年同期比1.5%増の5365億円、経常利益が同25%増の83億円、そして純利益が同106.9%増の96億円となった。
利益が大幅に伸びた背景は、主力の自動車保険を中心に単体の正味収入保険料が0.6%増の4188億円と増加したことと、自然災害に伴う支払いが減って正味支払保険金が減少したことが大きい。
2006年3月期通期の見通しは、経常収益1兆600億円(前期比0.3%増)、経常利益230億円(同4.1%増)、純利益180億円(同8.6%減)。また、単体の正味収入保険料は1%増の8340億円の見通し。同社では8月末から販売している、トヨタ自動車の『レクサス』専用の保険が下期に本格寄与すると見ている。そして、同保険の通年の販売額は4億円を見込んでいる。