昭和電工がカーエアコン用の新型コンデンサーを開発

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昭和電工がカーエアコン用の新型コンデンサーを開発
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昭和電工はカーエアコン用熱交換機事業で新型コンデンサー(冷媒の液化器)「NRT(New Refrigerant Tube)III」を開発し、販売を開始した。

NRT IIIは、チューブおよびチューブ内の回路(冷媒の通り道)を形成する方法として、従来の「押出加工」に代えて、「高速ロールによる圧延加工」を行ったアルミ板を折り曲げて接合する方式を採用したもので、従来品に比べて20%超の高性能化を実現した。

同製品は、すでに今年8月にフルモデルチェンジされたスズキ『エブリィ』に搭載されており、来年以降にモデルチェンジを予定している数種類の車種にも搭載が決定している。同社はその車種について明らかにしていないが、ホンダとの関係が強いこともあり、ホンダ車に搭載されると思われる。

「これから徐々に新型のコンデンサーに取って代わることになり、2008年には80億円の売り上げを達成したい」と昭和電工広報部。この分野はデンソーが圧倒的に強いが、昭和電工はその牙城を崩そうと狙っている。

《山田清志》

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