「アイセイフティ」の「子ども見守りサービス」は、児童にRFIDタグ(=ICタグ)を持たせ、位置情報サービスの提供や緊急呼び出しに応じた保護者らの駆けつけをサポートすることで、通学路における児童の安全を図るサービス。
今年4月から7月にかけて、NTTデータ、イッツ・コミュニケーションズ、東急セキュリティらが実証実験を行った。今回は、このインフラをベースに、あらたに日産自動車が参加し「交通安全サービス」の実証実験を行う。
「子ども見守りサービス」は、主に通学路でのサービス提供であったことから、保護者宅や東急バス停に基地局を設置していた。今回は住宅街の路地ということもあり、基地局の設置にもイッツ・コミュニケーションズのCATV網のケーブルに吊り下げる形で設置される。電源も同ケーブルから供給されるという。無線LAN基地局は電源工事を必要とせず、従来に比べて設置が容易になった
また、今回のシステムに無線LAN規格であるIEEE802.11b/gを使用したことで、各基地局の検知範囲が従来の30メートルから100−200mへと大幅に拡大し、クルマの移動速度にも対応できるようにした(ICタグにはIEEE802.11bのラジオレイヤーのみを使用)。
ただし、検知範囲の拡大により、緊急発報により駆けつける際に位置特定が甘くなるという懸念もあり、この実証実験で検証していくという。
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