トヨタ紡織とアイシン精機は、中国天津市に自動車車用シートのフレームと機能部品の生産会社を設立したと発表した。
新会社は天津豊愛自動車シート部品有限会社で、天津市に拠点を置いて自動車用シートのフレームとシート用機能部品を生産する。新会社の資本金は1650万ドル(約19億円)で、トヨタ紡織が51%、アイシンが49%出資する。生産開始は2007年5月の予定で、従業員数は約380人。
両社は従来からシート骨格部品の共同開発・生産で協力関係を結んでおり、中国・広州市に続いて2カ所目の合弁企業を設立した。両社それぞれの得意分野を生かして高品質、低コストのシート用フレームと機能部品を生産する。
合弁工場で生産したものはトヨタ紡織の子会社で内装品を生産する天津英泰汽車飾件有限公司や天津華豊汽車装飾件有限公司に納入し、シートを組み立てた後、天津一汽トヨタに納入する。