三菱自動車は、27日付日本経済新聞朝刊が「岡崎工場存続へ」とのニュース記事について、全面的に否定するコメントを発表した。
三菱では、三菱自動車再生計画に掲げた岡崎工場の車体量産ラインの閉鎖及び他工場への移管について、基本方針について現時点で変更は無く、記事にある「岡崎工場を存続させる方針を固めた」という事実は無いとしている。
また、当初計画していた量産ラインの閉鎖・生産移管の時期は延期しているが、これは今年度に投入する新商品の品質管理を万全にするためで、量産ラインの閉鎖・生産移管は再生計画の達成が確実に見込まれた時点で改めて検討すると、従来の方針を改めて強調している。
このほか、同社は長期商品計画の一部を見直している最中で、中・長期的なグローバルな生産体制も最適化の観点から見直す方向で検討しているが、現時点で決定している事項は一切無いとしている。
