ハイレベルな小型ディーゼル技術を持つことで知られるダイハツは、今回の東京モーターショーに新ディーゼルエンジン参考出品する。
2003年に出品された660cc2気筒2サイクルディーゼルの発展拡大型で、量産化を考慮した設計、仕様になっているのが特徴。排気量は1.2リットルで、燃焼は2サイクル。スーパーチャージャーとターボを併用したハイブリッド掃気システム、および新形状の掃気ポートを採用。燃料噴射ポンプはあらゆる運転条件で噴射圧力を最適化する新型コモンレールシステムだ。
これらのテクノロジーにより、性能は最高出力88ps、最大トルク23.5kgmと、同クラスのエンジンをはるかに凌駕する数値をマーク。バランスシャフトの採用で、振動を極小レベルに押さえ込んでいる。またシリンダー内残留ガスコントロールシステムと電子制御クールドEGRシステムにより、幅広い領域でスモークレス、低NOx燃焼を実現している。