落下物を避けようとして死亡事故

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26日、埼玉県嵐山町内の関越自動車道で、大型トレーラーの荷台から落下した貨物を避けようとした乗用車が側壁に激突。このクルマに同乗していた女性が死亡する事故が起きた。

埼玉県警・高速隊によると、事故が起きたのは26日の午後2時40分ごろ。嵐山町越畑付近の関越自動車道下り線で、走行中の大型トレーラーが前を走る普通トラックを負い越そうとしたところ。車体が傾いたことによって荷台に積載されていたアルミ製の資材が道路上に落下した。

資材は後続を走る乗用車の手前に落ち、衝突を避けようとした乗用車は急ハンドルを切った弾みで方向を変え、中央分離帯に接触。その後、道路左側の側壁に激突した。

この事故で乗用車の後部座席に同乗していた62歳の女性が全身を強く打って死亡。運転していた女性と、助手席に同乗していた女性はいずれも打撲程度の軽傷で済んだ。後部座席の女性はシートベルトを着用しておらず、これが事故の被害を拡大したとみられている。

警察ではトレーラーを運転していた51歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。女性の死亡確認後は同致死傷に切り換えて調べを進めている。男は積荷が荷台から落ちたことは認識しており、「積荷が落ちた直後に停車したところ、後方で乗用車が衝突していた」などと供述しているという。

《石田真一》

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