マツダ『ロードスター』で最も注目を浴びているのは、やはりこのエクステリアデザインだろう。随所に今までの面影を残しているが、フロントマスクは全く新しいテイストにチャレンジしている。
新型ロードスターのチーフデザイナー中牟田泰さんは「新型ロードスターでは最終的に日本、欧州、アメリカでデザインされた3種類のモックアップを作り、その中から最終案を決めることになりました。結果的には日本でデザインされたものが市販モデルに決定し、それに欧州やアメリカのデザインを融合するという形を取りました。従って基本は広島でデザインされたものです」
「新型は今までのキャラクターである楕円をモチーフに、100m離れた所からでもロードスターと分かるデザインにしたかったんです。フロントマスクは生き物のような、愛着の沸くエモーショナルなデザインを採用しました。海外の評判は高いので、国内でも成功してくれると思っています」とコメント。
確かに最初に見た時には、多少インパクトのあるデザインだと思ったが、何度か見ているうちに見慣れてきて、徐々に可愛らしくも思えてきた。広島産のデザインは、長く付き合うと味が出てくるタイプかもしれない。