日産自動車が東京・銀座の本社6階の広報フロアにメディア向けブースを新設した。このお盆休み中にリフォームを行ったのだが、そのブースには個室のほかに、テーブルと椅子が数セット設置されていて、プレス関係者と団らんできるようになっている。
これまで日産はメディア関係者に対して、5階の一般来客用のブースを使っていた。しかし、メディア関係者の間では“たこ部屋”などと酷評されたり、「日産の広報に行きづらくなった」との不評を買っていた。
それは、日産の広報でも同じで、不便を感じていた広報マンも多く、「何とかしなければ」という声も上がっていた。そこで、今回広報部の横にメディア向けブースを作ったわけだが、「せっかく作ったのに、広報部と仕切っているガラスが曇りガラスというのはちょっと違和感がある。どうせなら、透明なガラスにして、なかにいる広報マンとメディア関係者がお互いに顔を見えるようにした方がよかった」とは広報部のある管理職。
これで、日産の広報とメディアの距離が以前より近づくことになりそうだ。