ボルボ・カーズ・ジャパンは、ボルボの2006年モデルを20日から発売すると発表した。
2006年モデルは主力モデルの『V70』シリーズのエントリーモデルに、従来の140馬力から170馬力へパワーアップした2.4リットル直列5気筒エンジンを搭載したほか、バンパー、サイド・モールのボディ下部を全てボディ同色とした。
『S40』『V50』『XC70』『XC90』シリーズのエントリーモデルは、従来よりもグレードアップした装備を採用しつつ、価格は据え置きにした。
また、ボルボ全モデルに個々の好みに応じて自由にボディカラー、インテリアを組み合わせることができる「テーラーメイドプログラム」を導入、上質で個性的なインテリアを選択できる「インスクリプション・プログラム」をV70、XC90シリーズに初めて導入する。
例えばV70シリーズの場合、15色のエクステリア、4種類のインテリア・マテリアル、3種類のインテリアパネルのバリエーションの中から自由に組み合わせることが可能。
さらに、従来は限定モデルだったハイパフォーマンスモデルの『S60R』「V70R」は2006年モデルからカタログモデルとして追加した。
このほか、全てのVレンジにはルーフレールを標準装備した。走りのモードを切り替えるFOUR-Cアクティブシャシーや、活性炭とポーレンフィルターで外気を浄化しつつ、外気の汚れの度合を検出して自動的に外気口を閉じるアクティブキャビンフィルター、ウィンドスクリーンの雨滴量をセンサーで感知し、ワイパーをコントロールするレインセンサーなどの最新の技術をメーカーオプションとして設定した。
S60R、V70R、V70AWD、XC70AWD、XC90シリーズにプレチャージ式電子制御AWDシステムを採用した。
このシステムは、ボルボが世界で初めて採用する新技術で、停止状態でもあらかじめ80Nmのトルクが後輪に配分され、従来と比べさらに素早いレスポンスを発揮することが可能になった。これにより発進時のホイールスピンを軽減するなど、滑り易い路面での発進を安定させた。
S40/V50の「T-5」、「T-5 AWD」車は2005年排出ガス基準75%低減認定を受けた。