中国で燃料電池バスの実証実験…ダイムラーが中国政府に引渡し

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中国で燃料電池バスの実証実験…ダイムラーが中国政府に引渡し
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ダイムラー・クライスラーは、同社のバス製造工場で、3台のメルセデスベンツ『シターロ』燃料電池バスを中国政府の代表団に引き渡したと発表した。これらのバスは9月半ばに中国に到着する予定。

シターロ燃料電池バスは、中国市場向けに特別に考案された燃料電池プロジェクトの一環で、本年末から北京で19kmにおよぶ長距離路線で運行を開始する予定。この路線は、世界的に有名な庭園である、頤和園や次期オリンピック会場などを結ぶ交通量の多い路線。

中国での燃料電池プロジェクトは、2007年10月まで継続される予定で、路上での燃料電池技術の実用性、走行技術、輸送分野における水素燃料の生産、取り扱いなどについて実現可能性を検証する。 

プロジェクトには、ダイムラーのほか、中国科学技術部が参画し、プロジェクト管理部門が統括するとともに、中国国際経済技術交流センターが車両を購入、所有する。また、北京公共交通社が3台の新しいシターロ燃料電池バスの運行を、BP社が水素燃料補給を、Sinohytec社が水素燃料の生産を担当し、清華大学がプロジェクトの科学的なモニタリングと成果の評価を行う。国連開発計画も参加し、車両コストの40%を負担する。

《レスポンス編集部》

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