三菱自動車の欧州部門の2005年3月期決算は、前年同期に比べて97%の減益ながらも、530万ユーロ(7億2000万円)の黒字を確保した。
2004年3月期の純利益は1億8000万ユーロ(235億円)だったが、2004年4月に独ダイムラークライスラー社が、三菱自動車との提携を解消したことから、ドイツなどで販売台数が激減したことが響き、大幅な減益となった。
しかし、ロシアなど他の地域では販売台数を伸ばし、欧州36カ国全体で見ると2005年3月期の販売台数は、前年同期比13.3%増の24万1758台となった。
2006年3月期は、『ランサーエボリューションX』や『コルトクーペ・カブリオレ』などの新モデルの投入により、同5.1%増の25万4000台を見込んでいる。