地方都市初のカーシェアリング予備実験…金沢

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CEVシェアリングは25日、金沢工業大学、金沢青年会議所、オリックス自動車と共同で、金沢という日本の代表的な地方都市におけるカーシェアリング利用ニーズの検証、事業性の検討などを行う、と発表した。

カーシェアリングは、少数の自動車を多数の利用者で共同利用する概念で、これまで主に大都市地域(人口100万人以上)で社会実験や事業が行われてきた。

マイカーに過度に依存した交通システムの改善、特に全国の地方都市では公共交通の活性化が大きな課題とされており、人口40万−50万人規模の金沢都市圏において、カーシェアリングの導入の可能性を検討する。

なお今回の実験は、電気自動車を使用したカーシェアリングの本格的な社会実験に向けた、予備実験としての位置づけとなる。

また実験の広報を兼ね、7月29日−30日に金沢青年会議所が主催する「金澤夕ぐれ祭り」において、実験に使用する車両を展示する。

■実験期間:8月中旬−10月末
■設置拠点:金沢市内、金沢工業大学構内などにカーシェアリング拠点を設置し、ビジネス利用や通勤・通学利用などの一部に対応する。
■使用車両:日産ハイパーミニ3台
■その他:電気自動車の試乗会など、市民にカーシェアリングを体験してもらうイベントも計画。

《高木啓》

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