住友ゴム工業は、原油化学製品価格の高騰を受けて、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を4−4.5%値上げすると発表した。
タイヤ業界では、昨年5月に天然ゴム価格の高騰を理由に、国内市販用タイヤ価格を平均5%値上げしたばかり。
同社によると、その後原油高による合成ゴム、カーボンブラックなどの高騰が続き、スチールコードの価格も上昇している。生産効率向上や工程改善によるコスト低減を行ってきたものの、企業努力で吸収するのは困難と判断、値上げすることにした。
値上げは一部商品を除く全カテゴリーで、4−4.5%の値上げとなる。
国内タイヤメーカーは、横浜ゴムがすでに値上げを発表、東洋ゴム工業も近く値上げを発表する予定で、今回住友ゴムの追従で、最大手のブリヂストンも値上げするのは必至だ。