横浜ゴムは、トラック・バス用スチールラジアルタイヤを生産・販売するヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイが開所式を行ったと発表した。同社はすでに4月から、量産を開始しており、7月からの出荷開始に合わせて開所式を行った。
式には国内外のタイヤ販売会社、日系自動車メーカーからの招待客、横浜ゴムの南雲忠信社長など総勢200人が出席した。
開所式で挨拶した南雲社長は「将来的にヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイを横浜ゴム最大の海外総合タイヤ生産拠点に育て上げたい」と述べた。
タイ法人は2004年1月に設立し、第一期として今年4月までに年間生産能力35万本のタイヤ工場を新設した。生産したタイヤは、欧州、北米、大洋州など日本以外の世界市場に補修用として輸出する。同社は引き続き第二期計画を実施する方針で、同工場の年間生産能力を70万本まで引き上げる予定だ。
同社は、2004年12月にトラック・バス用タイヤ工場の隣接地を追加購入し、当初の敷地を倍に拡大した。追加購入した敷地には、2006年11月までに年間生産能力140万本の乗用車用・ライトトラック用タイヤ工場を建設する計画で、完成後はさらに第二期、第三期の能力拡大を計画している。