トヨタ自動車は23日、豊田市の本社本館ホールで定時株主総会を開き、前期の利益処分案や社長に内定していた渡辺捷昭氏ら26人の取締役選任などを承認した。
株主から提案されていた取締役および監査役の報酬や賞与などを個別に開示するための定款変更など、2議案は否決された。総会の所要時間は昨年より45分少ない2時間6分。出席株主は1997人と、昨年を約500人上回った。
総会後の取締役会で、渡辺副社長の社長昇格や張富士夫社長の副会長就任など取締役人事についても正式決定、6年ぶりのトップ交代による新体制がスタートした。