「面白いことやろう」とタクシー襲撃した暴走族

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警視庁は5日、原付バイク約8台で集団暴走行為を行っていたとして、このうち1台に2人乗りをしていた18歳と16歳の少年を道路交通法違反の現行犯で逮捕した。

他の7台は逃走しているが、グループにはタクシー4台を集団で襲撃した容疑もあり、警察では逃走したメンバーの行方を追っている。

警視庁・交通執行課によると、道交法違反(共同危険行為)で現行犯逮捕されたのは、東京都新宿区内に在住する18歳の少年と、狛江市内に在住する16歳の少年。

この2人を含むグループは5日の午前4時30分ごろ、新宿区市谷田町から楊場町内に掛けての都道(通称:外堀通り)で原付バイク約8台に分乗。道路いっぱいに広がっての蛇行運転や信号無視を行い、周辺の通行に支障と危険を与えた疑い。

このグループと同一と思われる集団は港区や千代田区で走行中のタクシー合計4台を襲撃。金属バットを振りまわして後部の窓ガラスや車体側面を損傷させたまま逃走したとして、一斉手配が行われていた。

通報を受けて掛けつけた警察官が集団暴走を現認。複数台のパトカーでグループを強制的に抑止したが、このうち7台に乗っていたメンバーはそのまま逃走している。

警察では逮捕した2人を厳しく追及。容疑に関わった人物の特定を進めており、逮捕されたうちの1人が「同じ中学校の出身だった。何か面白いことをやろうと暴走を始めた」などと供述しているという。

警察ではこの2人がタクシー襲撃にも関与していた可能性が高いとして、器物損壊容疑でも調べを進めている。

《石田真一》

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