ドイツのBMWは、さる5月13日、ドイツのライプツィヒ(ライプチヒ)に、新しい工場を開設した。他のメーカーが、旧東欧地区に工場を新たに開設する傾向にある中、「BMWはドイツにこだわった」と指摘されることも多い。
しかし、その実態は、ライプツィヒが旧東ドイツ地区にあり、やはり旧東欧に工場を作っただけに過ぎない。なぜなら現在の東ドイツの失業率は20%を超えており、東ドイツの労働者は、西ドイツの労働者よりも長い時間働くことを受け入れているからだ。
BMWのライプツィヒ工場では、従業員は週38時間の労働を受けて入れている。これは西ドイツの週35時間よりも長い。また同工場では平日の残業や土曜日の就業も、超過勤務手当を払う必要がない。
同工場は、BMWのすべてのラインナップをフレキシブルに生産する能力があり、BMWに協調的な従業員とともに、より効率的な生産ができるとの期待を集めている。