トヨタ自動車は7日、同日朝の名古屋証券取引所での時間外取引により、1600万株の自社株を買い受けたと発表した。取得価格は6日終値の1株3860円で、総額617億6000万円。
昨年6月の定時株主総会で、向こう1年の間に6500万株、2500億円を上限と自社株取得枠を設定していた。これで同日までの約1年間の取得は、累計で5945万6500株、約2465億円となり、所得枠をほぼ消化した。
トヨタは1996年6月から株主還元策などの一環として自社株の買い受けを始めた。この10年間の累計では取得株数が約6億1614万株、金額では約2兆1075億円となった。取得金額は今年3月の時点で2兆円を突破していた。