飲みすぎて横断する人に気づかずに突っ込む

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24日、東京都足立区内の都道で、横断歩道を歩いていた歩行者が信号無視をして進行してきた乗用車に相次いではねられる事故が起きた。

ナンバーなどの目撃情報から警察では同区内に在住する27歳の男を特定。業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕されている。

警視庁・千住署によると、事故が起きたのは24日の午前0時ごろ。足立区千住付近の都道で、2人の男女が青信号に従って横断歩道を渡っていたところ、信号無視をして進行してきた乗用車に相次いではねられた。2人は近くの病院に収容されたが、骨折などの重傷を負っている。

2人をはねたクルマはそのまま逃走したが、付近の歩行者などが車種やナンバーを目撃しており、これを基に照会したところ、同区内に住む27歳の男の存在が浮上した。

同署員が男の自宅を訪ね、クルマの状態をチェックしたところ事故の痕跡を確認したため、業務上過失傷害と道交法違反(ひき逃げ)容疑で緊急逮捕した。

逮捕当時、男は酒に酔った状態。現場近くの飲食店で酒を飲んでいたことも判明しており、警察では事故当時も酒気帯び状態だった可能性が高いとみているが、事故後にアルコール量の特定を防ぐために、いわゆる「重ね飲み」をしていることも考えられることから、慎重に捜査を進めている。

取り調べに対し、男は「横断している人には気がつかなかった」などと供述しているという。

《石田真一》

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