【日産 セレナ 新型】カーウイングス、新生ドライブ計画続報

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今回、カーウイングスのリニューアルで追加された「所要時間予測ルート探索」。これはカーナビ本体の変更と比べると地味なようだが、ドライバーの立場から見ると画期的なものだ。

これまで、ドライブ計画をはじめ、その他のPCから利用するルート検索サービスでは、おおよそのルートや有料道路料金は把握できたが、目的地までの所要時間は参考程度。最終的には、ドライバーの経験とカンで出発時間を決めるしかなかった。

しかし、今回追加された「所要時間予測ルート検索」では渋滞予測システムの蓄積するデータベースを用いて、出発/到着時刻を設定した上で所要時間を把握できる。鉄道とは異なり、所要時間に100%の正確さは望めないにせよ、出発・到着時間の予想が立てやすくなった。

また、同機能では指定時間前後の所要時間比較もできる。例えば、朝の8時を出発時刻に設定すると、その前後30分を出発時刻に設定した場合の渋滞予測ルートも検索。「30分前に出た場合」と「30分遅く出た場合」で、所要時間や走行ルートにどのような変化が生じるかを比較できる。これは朝夕の通勤渋滞や、休日の行楽渋滞を避ける上で役立つだろう。

これらドライブ計画で検索・設定したルートプランは、「カーナビ登録」の機能でサーバー上に保存。クルマに乗ったらボタン1つでカーナビに反映させられる。Webサイトとカーナビがテレマティクスを通じてシームレスな情報共有をしているため、「ドライブ計画」はその名の通り、クルマですぐに使えるものになっている。

今回のドライブ計画リニューアルは、新型『セレナ』の発表とタイミングを密にしている。日産自動車プログラムダイレクターオフィスの石川太一氏によると、これは偶然ではないという。

「これまでのドライブ計画も、ファミリーのお父さんが休日前に使う、という利用シーンが多かった。今回、所要時間予測ルート探索が搭載されたことによって、渋滞発生を予測してよりリアルに近いシミュレーションができるようになりました。UIでの改良・改善もあわせて、かなり使いやすいものになったのではないかと思います」(石川氏)

また、クルマでも乗り換え案内サービス的な時間予測が可能になれば、地方都市のドライバーを中心に、仕事でクルマを使うユーザーにもメリットが大きそうだ。「クルマだと時間が読めないから」というネガティブな要素が、かなり改善される。

「今後のステップとしては、携帯電話連携なども強化していきたいと考えています」(石川氏)

これまでもそうだったが、日産はWebサイトを用いたサーバー側のサービス/機能の強化を頻繁に行う方針にしている。ドライブ計画をはじめとする諸機能のアップデートも、遠い将来の話ではなさそうだ。

《神尾寿》

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