【プジョー 407 日本発表】サスペンション、走行性能

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プジョー『407』(5月12日日本発表、6月11日発売)のサスペンションは前が新設計のダブルウィッシュボーン、後が改良型マルチリンクの4輪独立懸架と、大幅にアップデートされた。

前後ともボディ直付けではなく、防震サブフレームを兼ねたクロスメンバーにマウントされる。構造、容量とも、最新のドイツ車と同等だ。

3.0リットルV6モデルには電子制御サスペンションが備えられる。『607』に採用されていたデンソーのシステムにカヤバのショックアブゾーバーを組み合わせたものとは異なり、世界的に高い評価を受けているプジョー内製のショックアブゾーバーをシーメンスの制御システムでドライブするものだ。

足回りの設計を刷新した結果、走行フィーリングは『406』を大幅にしのぐのはもちろんのこと、「テストドライブでは『605』よりいいと感じた」(プジョー・ジャポン・トレーニングマネージャー・飯島弘幸氏)という。

電子制御を持たない2.2リットル直4モデルもプジョー製ショックアブソーバーだが、サスペンションのフリクション減により「10分も乗っていただければ、他社との違いがわかっていただけると思います」(プジョー・ジャポン・商品企画アシスタントマネージャー・今川明彦氏)と、仕上がりに自信を見せている。

M2(ミディアムハイ)クラスのモデルは、日本車、欧州車ともに走行性能を高めるため、サスペンションを締め上げる傾向にあるが、407はそうしたトレンドとは一線を画している。

「競合モデルと比べると、かなり当たりが柔らかいセッティングです。プジョーの“猫足”らしさは十分感じて頂けると思う」(今川氏)。ちなみにセダンとワゴンモデルのSWを比べると、SWは快適性重視で柔らかめ、セダンは走り重視で硬めになっているという。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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