横浜ゴムは、タイで乗用車用、ライトトラック用タイヤの現地生産すると発表した。
タイの現地法人ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイの工場敷地内に材料混合から成型・加硫までの小規模一貫生産工場を建設する計画。新工場は10月に着工、2006年11月から年間生産能力140万本体制で生産する予定で、総投資額は115億円。
同社は、今回の新工場建設は第一期としており、需要動向を見ながら第二期、第三期と生産能力を増強する。
世界的なタイヤ需要の増加に対応し、同社は現在、日本、フィリピン、タイでタイヤ生産能力の増強を進めている。
今回の新工場建設もこの一環。特にSUV用タイヤ、ライトトラック用タイヤの生産能力を強化する。同社は、2004年1月、タイでトラック・バス用タイヤの生産販売を行うため「ヨコハマタイヤ・マニュファクチャリング・タイ」を設立した。
その後、同社を総合工場に拡大する方針を固め、2004年12月には隣接地を購入し、工場敷地を当初の2倍に拡張した。
乗用車用、ライトトラック用タイヤ工場は、新たに購入した敷地に建設する。