英国ロンドンのビジネス・デザインセンターで5−6日に開催された、代替燃料技術の展示会「Clean Energy Technology & Investment Expo 2005」では、スウェーデンのサーブが、エタノールとガソリンの混合燃料に対応した『9-5 バイオパワー』を展示した。
これは、穀物などから生成されるバイオ・エタノールとガソリンの混合燃料(E85)に対応したフレックスフューエル2.0リットル・ターボエンジンを搭載した9-5。このエンジンは燃料がいかなる混合比でも動作し、混合燃料が得られない場合はガソリンのみでも動作する。
すでにスウェーデンで発売されており、販売された9-5のうち8割以上が混合燃料対応モデルという。
9-5バイオパワーはCO2の発生量が少ない上、最大出力は150hpの通常モデルより30hp大きい。また混合燃料はガソリンよりも25%安い上に、スウェーデンでは自動車税の減免措置などがあることから、経済的という。