クラリオンは、2004年度のカーオーディオ・カーナビゲーションシステム資料集をまとめて発表した。それによるとカーナビの国内出荷台数は、同20.2%増の351万台と大幅に増加した。純正市場の大幅拡大や処理速度の速いHDDタイプの普及が牽引材料だった。
販売経路別では、純正市場が同35.6%増の236万台と大きく伸びた。これは自動車メーカーがカーナビを車載情報通信の中核機器として新車装着推進を拡大したことに加え、ユーザー側の装着ニーズの高まりが要因と見られる。
今後、処理速度の速いHDDタイプの伸びや、CCDカメラシステムとの接続など、安全志向の高まりなどから、カーナビの出荷数はますます増加するとともに、クルマの機能の一つとして確立したカーナビの純正比率が高まることを予測している。