3日、東京都葛飾区内の区道で、乗用車と自転車が接触し、自転車に乗っていた男児が転倒して頭に軽傷を負う事故が起きた。警察ではクルマを運転していた中学校校長を業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)で逮捕している。
警視庁・亀有署によると、事故が起きたのは3日の午後4時40分ごろ。葛飾区南水元2丁目付近の区道で、51歳の男が運転する乗用車と、5歳の男児が乗った自転車が接触。自転車が転倒した際に男児が路上に投げ出され、頭などに全治1週間程度の軽傷を負った。
通報を受けて駆けつけた同署員がクルマを運転していた男が酒臭いことに気づき、アルコール検知を実施したところ、酒気帯び相当量のアルコール分を検出。業務上過失傷害と道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕した。
その後の調べで、男は地元の区立中学校で校長職を務めていることが判明。事故の直前まで男が勤務する中学校に通う生徒の父母と花見を行い、ビールや焼酎を飲んでいたことを取り調べの際に供述している。
この中学校では生徒の非行が問題になっており、校長は率先して正常化を進めてきたという。父母との連絡を密にするため、懇親会などを度々開催しており、この日の花見もその一環だったという。