日本損害保険協会は25日「保険データによる自動車盗難実態調査」の結果を公表した。それによると、車上狙いの被害品で最も多かったのはカーナビで、前年1位のオーディオを抜いてトップになった。
同調査は毎年11月に実施しているもの。今回の調査は04年11月に損害保険会社が保険金を支払った4326件を対象に実施した。
被害品で最も多かったのはカーナビで、全体に占める割合は前年の17.8%を大幅に上回る25.5%となった。2位のオーディオは20.2%と前年の23.1%よりも減少した。
カーナビの被害が増加したことにより被害金額も増加。平均被害額は前年より1万6000円増加し26万5000円となった。同協会ではカーナビの急速な普及が順位変動の背景としている。