デンソーは、阪神エレクトリックと合弁で、中国の江蘇省で自動車用点火コイルの生産する合弁会社を設立したと発表した。中国で自動車用点火コイルの工場は初めてで、2007年1月から量産開始する予定。
合弁会社は無錫電装阪神汽車部件有限公司で、総投資額は21億円。
中国で自動車用エンジンの電子制御化が加速しているため、日本などの自動車メーカーが現地生産を拡大している。デンソーと阪神エレクトリックは点火コイルの品揃え、製品の差別化で自動車メーカーのニーズに対応していくため、中国で点火コイルを現地生産することにした。
製品は中国で現地生産する日系カーメーカーなどに供給していく。
工場で生産する点火コイルは磁気回路部分が円柱型のスティックコイルと磁気回路部分が四角型のプラグトップコイルの2種類。
新工場はデンソーにとって中国で14社目の工場で、阪神エレクトリックにとっては初めての中国生産拠点となる。