デンソーは、中国の天津市にカーエアコン用熱交換器とラジエータを生産する新会社を設立したと発表した。2006年7月に生産を開始する予定。
新会社の社名は、電装(天津)空調部件有限公司で、総投資額は約68億円。
デンソーは、中国で現地生産しているカーメーカーに、カーエアコン・ラジエータ納入拡大に対応するため、新会社を設立、熱交換器を生産する。
同社はデンソーは1994年に烟台首鋼電装有限公司で生産を開始して以降、中国国内でのカーエアコン事業の拡大を図り、現在は、華北の天津電装空調有限公司と天津富奥電装空調有限公司、華南の広州電装有限公司を合わせて計4拠点で生産している。
新会社は、主に既存の生産会社にカーエアコンの構成部品である熱交換器を生産して供給する予定。カーエアコン・ラジエータは、中国で現地生産している日本メーカーを中心に納入するほか、欧米系のメーカーへも拡販する構え。