100円の駐車券を巡り、銀行で大暴れ

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2月25日午後、石川県金沢市内の銀行で、この銀行が顧客サービスとして提供している駐車券を巡って男が店内で暴れ、備品などを破壊する事件が起きた。警察では29歳の男を器物損壊の現行犯で逮捕している。

石川県警・金沢中署によると、事件が起きたのは2月25日の午後0時45分ごろ。金沢市尾山町の都市銀行の支店で、この銀行のATM(現金自動預払機)コーナーを利用した29歳の男が、「駐車場のサービス券を配っていることを知らずに現金で駐車代金を支払ってしまった。100円を返してくれ」と行員に迫った。

行員が「現金では返すことが出来ない」と返答すると、男はカウンターの上にあった募金箱を床に叩きつけて破壊。さらには店内にあった看板を振り上げ、行員に対して「返せと言っているだろう」と威嚇した。

通報を受けた同署員が現場に急行し、この男を器物損壊の現行犯で逮捕している。行員や店内に居合わせた利用客にケガ人は出なかった。

この銀行は市街地にあることから、利用客に対しては近くにある有料駐車場の短時間利用券をサービスしている。男はこのサービスの存在を知らず、駐車代金100円を現金で支払ってしまったが、出口を通った後にこの存在を知り、店に引き返したとみられている。

警察の取り調べに対し、男は「返金に応じないので逆上してしまった」などと供述。器物損壊については「興奮していたとはいえ、悪いことをした」と容疑を認めているという。

《石田真一》

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